ネット婚活の記録

37歳で開始し、47歳で終了した10年間のネット婚活の記録です。


思えば、直感は常にあったような気がします。

約1年前に、ツカサさんとお見合いをし、その後、何度もデートをくり返しました。

今までは一人で行っていた美術館に一緒に行ってくれる人ができたことが嬉しかったし、長時間一緒にいても苦痛にならないというだけで、他の婚活相手とは違って見えました。

ツカサさんと一緒に過ごす時間はそれなりに楽しかったと言えます。

だからこそ、心の中の違和感を無視し続けてしまいました。

その違和感とは「ツカサさんにとって、私は本命ではないだろう」という実感と同時に、私にとっても「たぶん、この人じゃない」という直感のようなものです。

ツカサさんとの距離を縮めたくて、ずい分と長いこと頑張ってしまいました。

でも、ツカサさんとお会いした最後の数回は、縮められない距離を確認する結果となってしまいました。


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ある程度、吐き気が収まるまで、私はトイレから出ることができませんでした。

ようやく少し落ち着いてからトイレを出ると、ツカサさんが心配そうに待っていました。

「ごめん。何だか分からないけど、急に具合が悪くなっちゃって・・・。」

「大丈夫? 家まで送るよ。」

結局、この夜、ツカサさんは家まで送ってくれましたが、私はとにかく具合が悪く、早く一人になりたくて、しかたがありませんでした。

「本当にごめん。でも、今日はもう休ませて。お食事とプレゼントをありがとう。また連絡するから。」

そう言って、ツカサさんには帰ってもらうしかありませんでした。

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どうしよう・・・。

なんて言って断ろう?

あれ? 私、どうしたんだろう? 

おかしいな? なんだか、気持ちが悪い。 

吐きそう・・・。


私は急な吐き気を催してしまったのです。

「ごめん。なんだか気持ちが悪い。」

ツカサさんにそう言うと、急いで駅のトイレに駆け込みました。

それほど飲んだわけでもないですし、同じものを食べたツカサさんは平気な顔をしていますから、食中毒というわけでもないと思うのですが。

強いて言えば、コースの最後に出てきた甘いデザートがちょっと苦手な味だったのですが、残すのは申し訳ないと思って、無理して全部食べたのです。

あの中に、なにかアレルギーを起こすような食材が入っていたのかもしれません。

もし、そうでなければ、ストレスによるものでしょうか?


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