食事を始める前から、明らかに不機嫌そうなユイさん。

席についても、ニコリとも笑わず、ろくに目も合わせず、投げやりな態度です。

そして、ウェイターさんがドリンクメニューを私に手渡そうとするのを、慌てて阻止したかと思うと、「水でけっこうです。」と仰ったのです。

この時のユイさんの口ぶりから、彼が私のランチ代を奢る気であることが分かりました。

ただし、予約していたランチ代は出すけれど、それ以上は、私のために1円も払うまい、と決意されているようでした。

ユイさんがこのお見合いを後悔し、ただ急いで食事だけ済ませて帰りたい、と思われていることは明らかです。

私は、この状況に緊張する一方で、心の中に挑戦的な気持ちがむくむくと湧いてくるのを感じました。

敵対心むき出しのユイさんの気持ちを、食事の間にどれだけ変えられるか?

なんとか機嫌をとって、ユイさんの気持ちをこちらに向けさせよう。

そして、嫌々、しかたなく奢ろうとしているこのランチ代を気持ちよく出させ、なんなら、また会いたいと思わせてやろう。

そんな気持ちです。

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